鎌倉〜出雲までの767km
2017年3月28日〜4月24日までの28日間
うち、2日休みで26日間連続で一日約35km〜40km
約30kgのバックパックを背負い
一本歯と地下足袋の兼用し歩んだ
身体結果報告
腰痛•膝痛•足首痛
一切無し!!!
この事実は、、、
わたくしにとっては衝撃でございました。
もちろん筋肉痛など含め身体全体は極めて疲労状態でありましたが
関節痛が一切なかった事実。。。
なんなら、
ダンサーとして慢性的な腰痛と右膝痛が、治ってしまった。
あまりにも謎、、というより衝撃であったが故
この事実を自分なりに解明してみました。
やはり、先人が利用していた「道具」を用いいたことによる結果だと考えました。
すなわち「一本歯」と「地下足袋」。
双方ともに共通するのは「前側重心」であるということ。
二本歯の下駄は前の歯が先に削れることを正しい歩行とするように、
日本人本来の基礎身体活動の重心は
「かかと」ではなく「つまさき」にあったこと。
この「つまさき」すなわち「前側重心」により、何の効果が発生するのか。
端的に述べると、「足首という名の逆関節が蘇生する。」
猫の足をイメージしてください。
猫の足のカカトの位置は、人間に比べ遠い位置に存在します。
そのため、
猫には膝関節に合わせて逆関節も存在し一見、鳥の足を連想させます。
その逆関節は、猫にとっての足首ですよね。(詳しくは呼び名等違ったらごめんなさい)
ただ事実として、膝に加えて足首という名の逆関節すなわち二段階関節により
あの凄まじい猫の動作能力が生じるのだと思います。
猫のカカトほど離れてはいなくとも、人間にも足首は存在する。
つまさき前側重心にすることにより足首が、逆関節としての機能を再生させる。
人間にも、膝-足首と二段階関節が存在すること。
など
足首という逆関節すなわちクッションは、歩行時のショックを腰へ届く前に吸収する。
しかし、ソールを持つ靴なりのカカト歩行では、
歩行時のショックがカカトを通して腰へ直に伝達する。
腰痛は基本、習慣痛と言われています。
なので一本歯や竹馬などを利用して、
習慣的にカカトから直に腰へ与えていたショックを一瞬でも和らげると
自分でもびっくりする早さで腰痛が治ったりします。
ともあれ、この鎌倉〜出雲までの28日間徒歩の旅による身体感覚として
世界でも稀な徒歩道具「下駄」をもつ国「日本」
この「下駄」が、この「国」から姿を見せなくなったのは
ここ数十年の話だと思います。
日本の歴史で考えるならば、西洋靴が輸入され社会の中心となったのは
つい最近のことです。
それまでは、当然のように日本人は下駄を履いていた。
「足元」のアイデンティティの損失は、意外と大きいのではないだろうか。
もちろん、だからといって下駄を履かないと日本人ではないなんてことを
言っている訳ではありません笑
そのような意味ではなくて、かつて先人が用いていた
先人の知恵なる「道具」を
「足下から見直す」ことはとても有意義ではないかと考えます。
ともあれ、
今回の『歩んで舞る。』プロジェクト
徒歩ツールとして、なぜ
一本歯と地下足袋を利用するのか。
その背景に出来るだけ迫ってみました。
この「歩んで舞る。」を通して、
二度目となる徒歩活動により身体ともに頭脳を整理し
踊りを精神(こころ即ち道)として共有することを目的とした
「舞士道」
と合わせ
「日本人身体蘇生論 -前側重心(ゲタ)の衝撃-」
も展開させていきたいと考えております。
『歩んで舞る。』の経緯から、
かなり話がディープな方向へいきましたが。。。
明日から、
2018年4月8日に出発する「歩んで舞る」プロジェクトと
2018年4月28日奉納舞公演におけますキーパーソン
中島宮司(83歳)
彼とのお話に、戻りたいと思います。
一舞一生 - one step , one life -
小畑‘OBA’大左衛門
ps.
どちらにしても上記文章での説明では分かりヅらいの極みだと思うので近々
実演•体現込みの『動画』で「日本人身体蘇生論」をご説明できたらと思っております。
引き続き、なにとぞ宜しくお願いいたしMAX。
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